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| 人権は国家権力にたいする‘国民主権’を確立する第一歩である。人間と人間の関係を正義の関係に定立するのにおいて国家権力が必要だ。国家権力だというのは人を保護するために統治権を政府だという政治集団に与えることだ。我々が国家だという機関を認めて従うことは自然状態の弱肉強食的な権利を侵害することを前もって予防して、権利の侵害が起きた時にはこれを補償するようにしてあげる代行機関が必要だからだ。ところで、人間が集まって暮らしている社会で権力は必須的に要請さらるものだが、国家が元の機能を発揮しなくて個人の人権を侵害する状態を見せる時、これに対抗して個人の権利の主体性を認める国民主権思想も求められる。個人の人権を保護しなければならない国家がむしろ蹂躪する全体主義的な政治の様子を黙認すればこれは国民の主権を抛棄したのも同じだ。国家の公権力を通じで個人の権利を保障するようにするのは強者にたいする弱者の保護を意味して、強者にたいする弱者の主体性を保障する作業である。みんな人を主体として立てるということは結局弱者も主体として立てるということで、自己決定権をもっている人格者の権利を尊ぶものだ。
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